健診のながれ

予防接種のながれ

予防接種プランとワクチン(0歳児)

予防接種プランとワクチン(1歳以降)

 
 
 
 
  感染症後の登園基準
厚生労働省 発行 保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版)を元に掲載
  日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュールの変更2018年1月から百日咳が全数把握疾患になり、6ヶ月未満と5〜15歳に発症のピークがあることが判明しまし...詳しくはこちら
 
  9月の診療予定表を追加しました。
  おたふくかぜワクチンについて更新しました。2022.1.14
  感染症対策について (インフルエンザ・新型コロナウイルス流行をふまえて)を追加しました。2020.3.19
   

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  0歳児の予防接種プランとワクチン
 

1歳までに行う一般的な予防接種はヒブ(3回)・小児用肺炎球菌(3回) ・ロタウイルス(2or3回)・B型肝炎(3回)・4種混合(DTP+ポリオ)(1期3回)・BCG(1回)と、種類・回数も多く、非常に繁雑になっています。

お子様を病気から守るためにもできるだけ早くから接種計画を立てること、上手に同時接種を取り入れていくことが必要です。

   
  推奨される標準接種プラン(生後2ヶ月でワクチンデビュー)
  接種時期・間隔について
  ワクチンについて
   
 

推奨される標準接種プラン(生後2ヶ月でワクチンデビュー)

2ヶ月 ヒブ1回目+小児用肺炎球菌1回目・B型肝炎1回目・ロタウイルス1回目・四種混合1回目
3ヶ月 ヒブ2回目+小児用肺炎球菌2回目・B型肝炎2回目・ロタウイルス2回目・四種混合2回目
4ヶ月 ヒブ3回目+小児用肺炎球菌3回目・B型肝炎3回目・四種混合3回目(+ロタウイルス5価なら3回目)
5〜6ヶ月 BCG
6〜7ヶ月 B型肝炎3回目(+BCG)

予防接種は現在、複数の同時接種が推奨されていますが、単独摂取も可能です。詳しくはご相談下さい。

 
  接種時期・間隔について 
 
ワクチン 接種時期・間隔
ビブ1回目 生後2ヶ月以降
ビブ2回目 1回目接種後27日以上あける
ビブ3回目 2回目接種後27日以上あける
   
小児用肺炎球菌1回目 生後2ヶ月以降
小児用肺炎球菌2回目 1回目接種後27日以上あける
小児用肺炎球菌3回目 2回目接種後27日以上あける
   
B型肝炎1回目 生後2ヶ月以降
B型肝炎2回目 1回目接種後27日以上あける
B型肝炎3回目 1回目接種後20週(約5ヶ月)以上あける
   
4種混合1回目

生後2ヶ月以降

4種混合2回目 1回目接種後21日以上あける
4種混合3回目 2回目接種後21日以上あける
   
BCG 生後5〜8ヶ月(12ヶ月未満に接種)
   
ロタウイルス 生後6週以降に接種可能
1価(ロタリックス)1回目 生後6週〜14週6日までに接種
1価(ロタリックス)2回目 1回目接種後27日以上あける(生後24週までに接種終了)
5価(ロタテック)1回目 生後6週〜14週6日までに接種
5価(ロタテック)2回目 1回目接種後27日以上あける
5価(ロタテック)3回目 2回目接種後27日以上あける(生後32週までに接種終了)
 
  ワクチンについて 
   
  ヒブワクチン/ 小児用肺炎球菌ワクチン(髄膜炎予防ワクチン)
  小児の細菌性髄膜炎の約60%がヒブ、約30%は肺炎球菌が起因菌です。細菌性髄膜炎は死亡例も多く、治っても後遺症を残すことも多い病気です。0歳児に多く発症し、6歳ごろまでは注意が必要です。兄姉や特に小児用肺炎球菌では高齢者からの感染も危惧されます。ヒブ・小児用肺炎球菌は細菌性髄膜炎だけでなく咽喉頭炎・気管支炎・肺炎・中耳炎等の病原菌でもあり、乳幼児の重症感染症を予防する重要なワクチンです。
 
  B型肝炎ワクチン
  B型肝炎ウイルスは急性肝炎(まれに劇症肝炎)、慢性化すれば慢性肝炎→肝硬変→肝細胞がんの原因ともなるウイルスです。従来は母親がB型肝炎の感染者(キャリア)の場合に母子感染を予防する目的で接種が行われてきましたが、東アジア地域は感染者が多い地域であり、血液や性行為で感染するため思春期前までには接種を済ませておくと安心です。接種は4週間隔で2回、その後5〜6ヶ月後に1回の計3回になります。生後2ヶ月からが標準接種となります。
 
  ロタウイルスワクチン
 

ロタウイルスは2歳以下の乳幼児に好発して、発熱・嘔吐・白色の下痢が特徴です。特に乳児では重症化して脱水や代謝性アシドーシスをきたし、時として腸重積症やけいれん・脳炎・脳症をおこすこともりあます。現在ワクチンは2種類あります。1価(ロタリックス)は2回接種、5価(ロタテック)は3回接種でともに初回接種は生後8〜14週で行うことが推奨されています(これ以降で初回接種を行うと腸重積症のリスクが高まる指摘があるため)。

経口の生ワクチンのため、4週間隔で規定回数を受ける必要があります。

 
  DPT-IPV(4種混合ワクチン)
 

従来からの3種混合ワクチン(ジフテリア・百日咳・破傷風)にポリオを加えた不活化ワクチンです。この中で百日咳は赤ちゃんが感染すると重症化の恐れがあるので、できるだけ早めの接種が望ましいと思います。生後3ヶ月から接種可能です。1期3回の接種を約3〜4週間の間隔で受けて下さい。追加接種は3回目の接種から1年後です。

 
  BCG(結核菌)
  標準接種期間が生後5ヶ月〜1歳未満です。生ワクチンのためBCG接種後、次の予防接種まで4週間あける必要があります。
 
 

 

 
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